一食抜きのススメ
『私は朝は食事抜いているんですよ!』
と、言うと
『健康的じゃないですねー!しっかり朝は食べなきゃ駄目ですよ!』
なんて言われちゃったりします(;一_一)
果たして、健康的では無いのでしょうか??
ズバリ!!
“健康である為に”、私はこの一食抜きをここ数年実行しています!自分で明らかに感じた体の変化と共に、ちょっと紹介します。
【何故、一食抜きが体に優しいのか?】
今日のテーマにしたいと思います。
現代社会は、物の普及により体を動かす機会が格段に少なくなりました。大昔は獲物を捕らえる為に体を動かし、やっと食に有りつけるという時代もありました。そこまで遡らなくても朝、畑仕事をし体を使い、それから朝食というのが当たり前の時代もありましたよね。
そもそも人類300万年の歴史は飢えとの戦いでした。特に日本人が飢えから解放されたのはせいぜい戦後60年位の事でしょう。人口の大半を占めていた農民は飢えに苦しめられたきた、そんな時代があったのです。
本来、人間の構造上、飢えにはめっぽう強いのです。逆に、食べ過ぎる事には慣れていないのが体です。
と言うのも、空腹時や飢餓などで、血糖値が下がった時に血糖を上昇させる為のホルモンは、アドレナリン、ノルアドレナリン、グルカゴン、コーチゾール、サイロキシンなどなど、実に様々なものが存在します。
しかし、食べ過ぎにより上昇した血糖値を下げる為のホルモンはインスリンしか存在しないのです。
インスリンだけで間に合うべき構造を本来しているからなのです。
よく漂流生活をしても生き延びた奇跡の話がありますよね。人間は食べなくても、水分と酸素さえあれば、何とか生き延びる事が出来るという証明です。水がなければ、数日で死に至りますが。とにかく飢えには強いのです。
現代で生きるにはそんなに苦労しなくても食に辿りつけます。食べる所はいくらでもありますし(五反田は飲食激戦区ですよね)。
その結果、本来の人間の構造に合わない食生活が生まれてきました。
考えてみて下さい。現代人を悩ます病気の名前を。
高脂血症(動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの原因となります)、高血糖(糖尿病)、高尿酸結晶(痛風)、高塩分血症(高血圧)、高体重(肥満)・・・
全て、『高』の付く栄養過剰病なのです。
にも関わらずほとんどの方は、
『よし、朝起きたから・・・』
『もう12時だから昼食べなきゃ・・・』
『夜になったから・・・』
と、○○時になったから食べよう!
みたいになっています。その方がよっぽど“不健康的”な食事に思えてならないのですが。
実際、朝起きた時解るのですが、吐く息が臭い、いつもより濃い尿が出る、目ヤニが溜まっている、など体は汚い老廃物を呼吸や腎(膀胱)から体外に排泄しているのです。
寝ている間は当然何も食べません。つまり、プチ断食状態なのです。消化や吸収よりも排泄作用が働くようになります。
そこで、朝ごはんを食べると排泄作用にストップがかかり、消化・吸収に体が追われます。
胃には4~5時間位食べた物が停滞しますから朝7時に食べたら、12時位まで胃は働き、昼ご飯を12時位にまた食べる、そして15時位にお腹が空いたと間食。で、夜また19時位に食べる・・・一体何時、胃や腸は休めば良いのでしょうか?フル活動の果て、消化器は疲れ果て、食欲を無くします。
すると今度は・・・
『しっかり食べないと体力つかないよ!』
『食べないと元気がでないよ!』
『食べないと・・・』
逆です。食べ過ぎなのです。
そこに気が付くと体はものスゴイ楽になります。先程にも述べましたように、現代人は“食べ過ぎ病”で苦しんでいますから。
消化器系を休めてあげてほしいのです。大腸ガンが増えているひとつの原因だと私は思います。
免疫力も空腹時の方が高い事を知っておいて下さい。
というのも、食べ物自体も体にとっては異物です。そして、常に食べる事をしていると多くの食べカスがその分血液中に吸収されますので白血球がそのカスの処理に追われ、病原菌や不要な細胞の処理が出来なくなってしまうのです。
白血球は癌細胞などもやっつけるとても大切なものですからその働きの恩恵を最大限に受けたい方は常に“食べなきゃ!”意識を変革する必要があるのです。
お腹が空いている時は健康力の高い状態と考えて下さい。こればかりは覆らない事実。
つまり、身近な例で言えば、風邪をひいて食欲の無い時は食べない事。その方が改善が早い。
食欲が無いのは消化器からのあなたへのサインなのです。
消化器:『これ以上、ものを入れないで・・・』
といった感じでしょう。
食欲があっても、風邪の時は少食にする事をおススメします。白血球にしっかり働いてもらい、早く回復した方がいいのですから。
私が、朝抜きを実行しているのは効率が良いからです。
夜は普通に食べたい物を食べたいだけ、私は食べています(意識的に少なくする時はもちろんありますが)。
私の場合、仕事の関係で夜が遅いので、これで朝を食べるとなると確実に胃に負担が掛かります。
ですから朝は、生姜紅茶と黒砂糖程度。もしくは果物。
小豆が好きな方はお汁粉も良いでしょう。
基本的には流動食にしています。
多少は血糖値を上げてやらないと脳が働きませんから、この程度は摂るようにしています。
また“お腹が空いた”、“お腹がいっぱい”、は胃の中の量で決まる訳ではありません。
血糖値が上がると空腹感は無くなるのです。
ですからどうしても朝、食べなければヤダ!!という方には野菜ジュースなどもおススメします。要は血糖値が上がれば食べなきゃいられないなんて事はありません(あとは先入観を捨てれるかどうかなのです。これが一番厄介かもしれませんね。)。
それでも抵抗のある方は、1日1食、無理のない範囲で朝・昼・晩のどこかを少なくしてみると良いでしょう。
とにかく現代人は動かないのに食べ過ぎ状態なのですから。
さて、
正直、私は大食いです。
当院のスタッフもビックリする程です。
ギャル曽根レベルにはとても敵いませんが、一般の大食いと言われるレベルならきっと負けない(;一_一)
だから尚更、朝抜きはやるべきだと思い、自ら始めました。
私は以前、アトピー少々、吹き出物はかなり出ました。
今でも食べ過ぎてしまった後はやはり出ますが、以前に比べたら全くです。そんな時は意識して1日1.5食程度にする日もあります。
また、胃痛や便秘にも悩まされていた時期がありました。
5~6年前に本当に胃が痛くなった時がありまして、それをきっかけに、食について考えるようになりました。
嘘と思うかもしれませんが、1食抜きにしてからは全て問題なしです。胃痛などそれ以来たった1度もない。徐々にでしたが便秘もほぼ解消。
一番嬉しいのは吹き出物がかなり減ったこと!これは劇的だったと思います。これは正直悩みでしたから。以前に比べたら差は歴然です。アトピーは完全に無いですね。
仕事が忙しい時は意識的に食事の時間をコントロールしています。
食べると胃や腸に血液が集中し、脳に血流が行きにくくなり眠たくなります。ですから、体を動かす時は空腹にして施術しています。その方が集中して施術に取り組めますから。
書くと長くなっちゃいますね(;一_一)ここまで読んでくれた方にはほんと感謝します。ありがとうございます。
まだまだ書きたい事だらけですが、取り敢えず、少しは理解頂けたでしょうか?今回はこれを第1部とさせて頂きます。また似た様な内容含め、1食抜きについて別の角度から踏み込めたらなとも思っています。
少しでも、健康についての情報の足しになればなと思います。ありがとうございました。
@ごはんちょうだいよ@
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@くれないなら寝るよ@
AQUA PURE カイロプラクティック http://www.pure-chiro.com
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コメント
いやー勉強になるな~。私は陸上の大会前など、ウエイトコントロールの為に昼食をカロリーメイトにする事があります。すると身体も調子が良くなったりします♪ あと飲み過ぎた次の日は水分だけしっかり取って夕方になって腹が減ってくるまで何も食べなかったりします。無理に食べ物を身体に入れると二日酔いを引きずったり、疲れが取れにくいんです。消化器系を休めるのはやはり重要なんですね(^^)
投稿: 猪面 | 2007年12月 7日 (金) 00時01分
こんな長文読んでくれてありがとう!
書いて良かったです(^^)
食欲無いのも、人間の体が出す“休憩サイン”。これも人間が持っている自然治癒力のひとつなんです。
私も飲み過ぎた次の日は夕方までほとんど食べないです。
猪面さんも、体のサインを聞くセンスがある証拠ですよ(^^)さすが、日々筋肉を育てているだけの事はあるね。
投稿: トッティ | 2007年12月 7日 (金) 14時41分