見えないから見えるもの

ダイアログ・イン・ザ・ダークに参加してきました。

ご来院のＫ原さんに教えて頂き、早速！

これはどういうものかと言うと、
アテンド(視覚障害者)の方のサポートの元、真っ暗闇の中を探検するというもの。
とても興味があったので参加してきました。
細かい内容はこれから行く方にとってはネタばらしになるので避けます。

ただ、今回参加して感じたこと。
如何に日頃視覚を頼りにしているか。
逆に言えば、他の感覚を使えていないか。
私たちにとっては光があることが当たり前ですが、アテンドの方にとっては真っ暗闇が普通の世界。
ホントの暗闇です。
目をどれだけ見開いても何にも見えません。
あてになるのは参加者の皆さんの声とサポートしてくれるアテンドの方の声のみ。
暗闇の中でははじめの一歩、脚を前に出す事に勇気がいりました。

また不思議だったのが徐々に暗闇を歩く恐怖感が薄れていきました。
聴覚や触覚、またその場の空気感の変化を少しずつですが感じることができるようになりました。
信じられないかもしれませんが、暗闇が心地良いのです。
迷っても、『とおるです！今ここですが、○○さんどこですかー？？』と聞くと、
反応する皆さんの声があり、
その声に安心し、意識が行き、迷わずついていくことができました。
人の優しさを感じれるし、
自分もいつもよりも優しい気持ちで参加者の皆さんと一体となる事ができたように思うのです。

目で見えないから見えるものがある。

この体験で感じれたことを日常に持ち帰ることで、
何か世界がちょっとだけ変ったかもしれません。
私はいつも朝の出勤時等、ipodを使用していますが、
今日は止めてみました。

街の音。車、足音、電車の音、自転車の音、、、

その音を新鮮に感じます。

もう一度行こうと思います。
普段感じれないものがあります。
柳川と大倉にも感じてもらいたいので。

ＡＱＵＡ ＰＵＲＥ カイロプラクティック http://www.pure-chiro.com