いまを享受できることの意味。
ここのところ毎日、当院から送った通信の話が出ます。
『先生届きました、ありがとう。』
と伝えてくれる方や、
『先生毎日ブログ書いているのね。』
と、私のブログの存在を通信で知る方もいます。
これもとてもうれしいことです。
今回で31号の通信なのですが、
31号目にしてはじめてブログを知ったという方もいます。
毎回検索窓つけていても、見落とすものですし、
その時、その方の意識に引っかからないと検索もしないものです。
なにごとも、繰り返し繰り返し、ですね。
通信にしても、ブログにしてもコミュニケーションのひとつと思って続けています。
通信には毎回、その時のおススメ本を紹介しております。
ひと月数十冊読んだ中から、当院に通われている皆さんと共有できたらいいな、という本を紹介しています。
これも毎回、『先生、読みましたよ』の早い方がいます。
『他にもなにかないですか』と、おススメを聞かれました。
その時は、紹介した本との関連で、コレを答えています。
【人生に迷ったら 知覧に行け 永松茂久氏著】
自分はこれからどう生きていこうか、考えさせられる本です。
映画『永遠の0』などでも戦争当時のことが取り上げられることも多くなりました。
その歴史から学ぶことは多いと思います。
『あとに続く日本の青年たちが、平和で争いのない、世界に誇れる文化国家を建設してくれることを信じて、茂はたくましく死んでいきます。』
と、18歳の青年の手紙の一部が、本文で紹介されております。
衝撃的でした。
18歳の時、自分は未来の日本のことなど気に留めてもいません。
もちろん、時代背景があります。
ただ、そんな時代もあったわけですし、これからの未来の人に想いを託して死に向かっていった方もいるという事実が、そこにはあるわけです。
今の日本は、平和で、モノもあふれ、世界とも簡単につながれるくらい便利です。
外も普通に歩けます。
ありがたいことです。
そのありがたさを享受できるのは、歴史があるからです。
私たちに想いを託して逝った方が大勢いるのです。
自分の命のつかい方。
残りの時間を、どう生きていこうか。
自分の悩み事など、とても小さく感じます。
同時に、
背中を押される本です。
ずっと行こうと思いながらいまだ行けていない知覧。
予定を組もうと思います。
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