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2014年10月 7日 (火)

決定事項として、身体を動かそう。

 時間は、未来から過去に向かって流れている。
 



 中田英寿さんがこんなことを言っていました。
 完全にボールの軌道がイメージできて、そこに蹴れば決まることがわかるのだと。
 そういう時は、相手選手のことは、一切関係なくなるのだそうです。
 ここでフェイントをかければ、この人はこう動くから、次にここに蹴れば、入る。
 そんなイメージが完璧に思い描ける瞬間があるそうです。
 その軌道の通りにボールを蹴れる。
 そして、当然、その通りになる。


 これはすでに未来が見えていて、その通りにコトを進めると、そうなっている。
 ゴールを決めるためにそうする、ということとは、違います。
 ゴールがすでに【決まっているから】、そうする、ということです。
 未来完了です。
 その人の身体の中では、すでに完了してしまっているのです。
 これが未来から過去に、時間が流れている、ということです。



 清澄白河にある東京都現代美術館へ行きました。
 【新たな系譜学をもとめて~跳躍/痕跡/身体~】というイベントタイトルで展示されています。
 上記、中田さんの話も、会場で流れています。
 中田さんが、元フランス代表のジダン氏について話しています。
 ここでは時間についての話はなかったのですが、プレーをしながらも、その先が完璧に思い描ける瞬間があるというのです。
 スポーツをやっていた方なら、誰しもそんなことがあるのではないでしょうか(レベルを問わず)。

 偶然買った【カラダという書物】という本にも、このようなことが書かれていました。
 医者になりたいから勉強するのは、過去から未来の発想。
 意識の中で、すでに医者になっているから勉強する、というのが未来から過去の発想。
 意識と言うのは完璧だ、と。
 決定事項なわけです。

 来年以降のことも、早く決めてしまうというのも、こういうことなのだと思います。
 自分で決めてしまう。
 すでにそうなっている、という意識の状態で身体を動かすこと。
 そうなるためにする、のではなく。
 すでにそうなっているから、する。


 

 
 P.S.
 美術館に4時間いたようです。
 随分長いこといたようですが、感覚的にはあっと言う間でした。
 時間の感覚って、おもしろいですね。
 

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