決定事項として、身体を動かそう。
時間は、未来から過去に向かって流れている。
中田英寿さんがこんなことを言っていました。
完全にボールの軌道がイメージできて、そこに蹴れば決まることがわかるのだと。
そういう時は、相手選手のことは、一切関係なくなるのだそうです。
ここでフェイントをかければ、この人はこう動くから、次にここに蹴れば、入る。
そんなイメージが完璧に思い描ける瞬間があるそうです。
その軌道の通りにボールを蹴れる。
そして、当然、その通りになる。
これはすでに未来が見えていて、その通りにコトを進めると、そうなっている。
ゴールを決めるためにそうする、ということとは、違います。
ゴールがすでに【決まっているから】、そうする、ということです。
未来完了です。
その人の身体の中では、すでに完了してしまっているのです。
これが未来から過去に、時間が流れている、ということです。
清澄白河にある東京都現代美術館へ行きました。
【新たな系譜学をもとめて~跳躍/痕跡/身体~】というイベントタイトルで展示されています。
上記、中田さんの話も、会場で流れています。
中田さんが、元フランス代表のジダン氏について話しています。
ここでは時間についての話はなかったのですが、プレーをしながらも、その先が完璧に思い描ける瞬間があるというのです。
スポーツをやっていた方なら、誰しもそんなことがあるのではないでしょうか(レベルを問わず)。
偶然買った【カラダという書物】という本にも、このようなことが書かれていました。
医者になりたいから勉強するのは、過去から未来の発想。
意識の中で、すでに医者になっているから勉強する、というのが未来から過去の発想。
意識と言うのは完璧だ、と。
決定事項なわけです。
来年以降のことも、早く決めてしまうというのも、こういうことなのだと思います。
自分で決めてしまう。
すでにそうなっている、という意識の状態で身体を動かすこと。
そうなるためにする、のではなく。
すでにそうなっているから、する。
P.S.
美術館に4時間いたようです。
随分長いこといたようですが、感覚的にはあっと言う間でした。
時間の感覚って、おもしろいですね。
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