先達に触れることで、品格を磨くチャンスを頂いている。
自分の立たされた環境に文句を言いながら過ごす人もいれば、その中でできることを まっとうして過ごす人もいます。
どちらかひとつです。
この2つのタイプしかいません。
どちらの道に行くのかは、自分で選べます。
映画【蜩ノ記(ひぐらしのき)】を観ました。
決して罪とは言えぬことで、10年後、もしも自分が切腹を言い渡されたら、どんな気持ちで生きるのでしょうか。
『いやいや、私はそんなことをしていません。切腹なんておかしいでしょう』と食い下がり、無実を訴えることに専念するのではないだろうか。
家族や仲間に、自分の無実を伝え、共感を求めるのではないだろうか。
周囲の目を気にして生きるのではないだろうか。
役所広司さん演じる主人公、戸田秋谷(しゅうこく)の、武士としての見事な生き様と、それを見届ける家族や弟子との絆。
秋谷は恥じるようなことはしません。
運命を受け入れ、その日までにできることを最大限やろうとする人です。
家族に共感を求めるようなことをせずとも、自らの生き方を通じて、背中で語ります。
その姿勢に、家族は秋谷を信じ抜くのです。
秋谷の妻と娘も、父を誇りに思って生きています。
決して本人の前で涙を見せません。
毅然とした姿勢で、10年の歳月を共に過ごすのです。
女性としての武士道を感じます。
この時代の先達が残してくれた姿勢から学ぶことは多いです。
当時が大変で、今が楽、ということではないと思います。
その時代ゴトに、人々が抱える問題も違うでしょう。
ただ、どんな世の中であれ、自分の努めにまっとうして生きるのか、時代のせいにして文句を言いながら生きるのかは、自分で決めることができるのです。
秋谷も、文句を言うことだってできたハズです。
でもそれをしないのです。
しない生き方を選び、自らの人生をまっとうしたのです。
いま私に必要な学びは、このように生き抜いてきた日本人を描いた映画や本に触れることだと感じています。
自分の立たされた環境に文句を言いながら過ごす人もいれば、その中でできることを まっとうして過ごす人もいます。
どちらかひとつです。
この2つのタイプしかいません。
どちらの道に行くのかは、自分で選べます。
P.S.
【女子の武士道】という本を読みました。
秋谷の妻と娘のことが、書かれている本だと思いました。
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