目の前のことを大切にするから、大切な日が生まれる。
『映画は冒頭が最も大切』
以前、中谷先生から教えて頂いたことです。
映画【イコライザー】の冒頭で、マーク・トウェインの名言が出てきます。
『人生で一番大切な日は、生まれた日と、自分が生まれた理由がわかった日だ』
この冒頭の言葉が、映画のあらゆるシーンと結びついてきます。
主人公のマッコールが、『老人と海』を読んでいました。
『私はこの老人の生き方が好き』と、以前ヒデミさんが言っていたことを思い出しました。
すぐに買いに行って、私も読みました。
教科書に載っていたようですが、勉強しなかった私にはまったく記憶がありません。
老人が漁師としての人生の最期に、最大の大物と遭遇します。
この大物との闘いの中に、老人は最高の『生きている実感』を得たのではないだろうか、と思います。
『俺は、こんな闘いをもう一度したくて、今日まで漁に出続けたんだ』
そんな老人の心の声が聴こえます。
老人にとって海は、生きる場所であり、生きる理由なのです。
偶然カフェでマッコールと出逢った少女が、『もう釣れた?』と聞くシーンがあります。
マッコールは少女に、老人は人生の最後に、最高の敵に出逢えたのだ、と話します。
この出逢いがマッコールの静かな生活を一変させます。
元CIA工作員としての力を使う生活が始まるようになるのです。
『罪のない人が酷い目にあうなら、容赦しない』
それが、マッコールの本当の生きる道だったのです。
PG-12と年齢制限のある映画だけにエグいシーンも多いのですが、マッコールが本当の自分を生きることが、未来を想い描けずにいた少女の生きる道に、光を灯しました。
生まれてきた理由がわかった二人は、再び出逢い、笑顔でそれぞれの道に向かいます。
『なんのために生きているのか考えよう』とよく本に書いてあります。
そんなことをイチイチ考えていても、しょうがないように思います。
今目の前のことにしっかりと向き合っていく中で、のちに自然と感じるものだと思うのです。
あとづけです。
マッコールも目の前のヘルプに対して、黙っていられなかった。
ただそれだけです。
そして、火の中に自ら足を踏み入れていくのです。
少女も、変えられぬ現実を、それでもなんとか生きようとします。
そして道が、一気に開けたのです。
今の自分の持ち場をしっかりと生きていけ。
この映画からキャッチした、メッセージです。
P.S.
最初と最後では、少女の表情がまるで別人です。
1000倍、可愛くなりました。
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