負の事前予測が、チャンスにもなる。
自分の好き嫌いを一度フラットにしてみることです。
自分勝手な事前予測でチャンスを失っていることに気づくと、出逢います。
ヒロコさんを施術中、絵画の話になりました。
『私はシスレーのような絵が好き。その場に行ってみたくなるじゃない』
それに共感できる自分が、うれしかった。
今年のはじめは何もわからなかった自分が、シスレーと聴くと2,3個好きな絵がポンッと思い浮かぶわけです。
シスレーの生い立ちを知ると、また横のつながりを知ります。
それぞれの人生にはドラマがあり、大変な人生を歩んでいる人が色鮮やかな色彩で描いていたり、逆に、なんでこんな暗い絵を描いたのだろうと思うようなこともあります。
音楽がメロディーと歌詞を通じて想いを表現するように、絵画の世界も、色や情景から受け取るメッセージがあるのです。
展覧会に行くようになり思うのは、興味のないと思い込んでいるモノこそ、触れてみる価値は大いにある、ということです。
大学時代、『芸術とはなにか』、という授業で、レポートの課題が出ました。
オランジュリー美術館展に行き、本を買ってきて丸写しで提出しました。
私はまったく絵画に興味がありませんでした。
とにかく適当に提出して早々に終えたかったのです。
『こんな絵を観てなにがおもしろいのだろうね』
そんなことを言っていました。
観る前からつまらないものだという思い込みがあったわけです。
それでは何かを感じ取ることはできません。
“つまらない”は、視野狭窄です。
大人になるにつれ、自分の中に一種の壁が生まれます。
『こんなの私には関係ない』という壁です。
興味がないからやらない、というのは効率的ではあるかもしれませんが、損だな、とも思うのです。
映画も、『そんなに観たくないけど』というものの方がおもしろかったりします。
思い込みという事前予測は、自分で自分のたのしみを奪っているかもしれないのです。
この思い込みの事前予測によるチャンス欠乏症は、仕事も恋愛にも、すべてに言えるように思います。
『きっとこの商品は売れないし』とか『ここは、営業いくだけ無駄かな』とか。
『きっとあの人とは合わない気がするし』とか『きっと遊び人だし浮気されるから』と、勝手に自分であきらめてしまう人がいます。
こういう人は、チャンスを自分で失っているのです。
そのことに気づくと、そんなことでやらない選択をすることがなくなります。
まず飛び込んでみる。
それから、考える。
それくらいの感覚でいる方が、人生が色鮮やかなものになりそうですね。
P.S.
渋谷Bunkamuraで、またひとつ、色鮮やかな、素敵な絵画に出逢ってきました。
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