『つまらない』を、卒業しよう。
あらゆる体験は、五感をフルに使って、たのしみます。
『つまらない』という言葉は、五感の閉じている人が言います。
同じ勉強をしても、『つまらなかった』と言う人もいれば、『メチャクチャおもしろかった』と言う人もいます。
『つまらない』と言うのは、『私は感じ取るだけの能力がありません』と、自ら宣言しているのと同じです。
どんなことからも、感じとり、自らの血と肉に変えられる人は、五感が開いている人です。
そういう人は、学びの達人だと思うのです。
治療家仲間の古庄くんは、学びの達人です。
白金台にある焼肉『金舌』に行きました。
古庄くんがすごいのは、店に着く前から『うまいものを食べるモード』に入っていくところです。
食べる前からすでに、『うまい』と言っています。
白金台にあるお店、というだけで、すでにうまいと思っているのです。
店が観えると、『やっぱり、もうこれうまいに決まってるじゃん、どんな人がこんなとこで食うんだ、きっと芸能人がぁ』なんて言っています。
そのテンションで、すでに私の脳までも『ココはうますぎるに決まってる』になっています。
『苦手なものも食べてみるのもいいもんだね』と古庄くん。
どうやら彼も、私と同じく、レバーが大の苦手なようですが、『あれ、うまいうまい』と食べています。
岩塩がぎっしり敷かれ、その中央にある石焼。
美しい四角形に切られたレバー。
その石焼にレバーを乗せた時の、音と香り。
苦手なハズのレバーが、生まれてはじめて美味そうに見えたのです。
私も飲み込まず、味わって頂くことができました。
これは、奇跡です。
人は味覚以外の感覚で、苦手意識を超越することができるようです。
私たちの治療の仕事で考えたら、技術だけを磨いても、その周辺のコトがおざなりでは片手落ちだということです。
せっかく良い技術を持っているのであれば尚更です。
それを活かすべく、周辺のコトにも気配りが大切だと思うのです。
技術は当たり前として、『さらに何を与えられるのか』が勝負ではないでしょうか。
あらゆる仕事に、当てはまることですね。
なんでも最初から疑ってかかる人の学びは半減します。
悪いところばかりを言います。
『もっとあーすればいい』『あの人の態度が』と、悪い点ばかりを見つけます。
悪い点など、かんたんに見つけることができるのです。
最初から『おもしろい』『うまい』『これは最高だ』と言っている人は、その言葉を証明すべく、おもしろいこと、うまいもの、最高なところを探し、見つけます。
あらゆることをたのしめるモードなのです。
本来、学ぶことはたのしいことです。
勉強がツマラナイのは、学生時代の勉強スタイルのままだからです。
大人スタイルの勉強は、発見の連続だからおもしろいです。
仕事も勉強をしなければ、おもしろさがわかりません。
勉強をするから、仕事のおもしろさがわかってきます。
五感をフルに使い感じることで、『つまらない』という感覚が欠落し、なんでも『つまる』ようになるのです。
P.S.
古庄くんは、『つまりっぱなし』です。
古庄くんのおかげで、普段なら食わないであろう大動脈やアキレス腱も、おいしく頂けました。
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