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2015年1月16日 (金)

『気づけばやりすぎていた』くらい、夢中になってやろう。

 『これはやりすぎでしょう』という場所に、コアなファンが生まれます。
 『あらゆる人に満足してもらいたい』というのは、聞こえは良いですが、やり方としてはツマラナイです。
 『あらゆる人に』と考え始めると、『好きだからやる』ではなくなります。
 やらされている感がどうしても出てくるのです。
 100人いたら100人感じることは違います。
 その100通りの感じ方は、すべて正しいです。
 『大嫌い』と言う人いれば、『こんなスゴイものが世の中にあったのか』と、感激する人もいます。
 振れ幅の大きいものほど、ハマった時の深さは底なしに深いのです。

 

 私は天下一品のこってりラーメンが大好きです。
 天一のこってりは、言うほど“こってり”していません。
 イメージです。
 よっぽど平太周や麺彩房、いし井、三田製麺所の方が、“こってり”感が強いです。
 天一のすごいところは、スープの感触です。
 感触が、“こってり”なのです。
 あの感触を出しているラーメン屋は、他にありません。
 仮にあったとしても、あの感触を生み出したのは、天一が世界初です。
 世界初は、どこまで行っても越えられないのです。

 天一は、五感刺激の宝庫です。
 味覚だけではなく、五感をフルに刺激して“こってり”感を演出しているのです。
 レンゲに乗せたスープから、重みを感じます。
 スープが黄色いラーメンは、他に見たことがありません。
 音で表現するならば、『ドロッドロ』です。
 そんな音が聴こえてきそうなスープは、他にないのです。
 舌触りは、『ザラザラ』します。
 砂をより粉々にした感じです。
 スープの香りは独特です。
 口に入れて広がる風味が、嗅覚を『ボワッ』と刺激します。
 これほど五感に訴えかけてくるラーメン屋は、ありません。
 天一で五感をはたらかせてみると、他のラーメン屋では『感じれない感覚』しかないのです。
 大衆ウケはしません。
 嫌いな方は多いです。
 『アレはやりすぎだ』という一点勝負の場所に、コアなファンが生まれます。
 
 コアなファンは、すでにラーメンとも思っていません。
 天一は、天一味という、世界初の『天下一品料理』なのです。
 
 五反田はラーメン激戦区になりました。
 醤油、味噌、塩と、すべての味を売ろうとするお店は生き残れません。
 なくなったお店もたくさんあります。
 愚直な一点張りのお店に、平均点を目指すお店は勝てないのです。
 天一には、流行りがありません。
 大行列もありません。
 だからこそ強いのです。

 P.S.
 自分が『好きだな』と感じるお店があったら、『なんで好きなんだろう』と考えてみます。
 好きなお店で感じたことを、自分の仕事に置き換えて活かすには、どうしたらいいだろう。
 そこまで考えると、まだまだ工夫できることを、発見できます。

 AQUA PURE カイロプラクティック http://www.pure-chiro.com
 

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