『気づけばやりすぎていた』くらい、夢中になってやろう。
『これはやりすぎでしょう』という場所に、コアなファンが生まれます。
『あらゆる人に満足してもらいたい』というのは、聞こえは良いですが、やり方としてはツマラナイです。
『あらゆる人に』と考え始めると、『好きだからやる』ではなくなります。
やらされている感がどうしても出てくるのです。
100人いたら100人感じることは違います。
その100通りの感じ方は、すべて正しいです。
『大嫌い』と言う人いれば、『こんなスゴイものが世の中にあったのか』と、感激する人もいます。
振れ幅の大きいものほど、ハマった時の深さは底なしに深いのです。
私は天下一品のこってりラーメンが大好きです。
天一のこってりは、言うほど“こってり”していません。
イメージです。
よっぽど平太周や麺彩房、いし井、三田製麺所の方が、“こってり”感が強いです。
天一のすごいところは、スープの感触です。
感触が、“こってり”なのです。
あの感触を出しているラーメン屋は、他にありません。
仮にあったとしても、あの感触を生み出したのは、天一が世界初です。
世界初は、どこまで行っても越えられないのです。
天一は、五感刺激の宝庫です。
味覚だけではなく、五感をフルに刺激して“こってり”感を演出しているのです。
レンゲに乗せたスープから、重みを感じます。
スープが黄色いラーメンは、他に見たことがありません。
音で表現するならば、『ドロッドロ』です。
そんな音が聴こえてきそうなスープは、他にないのです。
舌触りは、『ザラザラ』します。
砂をより粉々にした感じです。
スープの香りは独特です。
口に入れて広がる風味が、嗅覚を『ボワッ』と刺激します。
これほど五感に訴えかけてくるラーメン屋は、ありません。
天一で五感をはたらかせてみると、他のラーメン屋では『感じれない感覚』しかないのです。
大衆ウケはしません。
嫌いな方は多いです。
『アレはやりすぎだ』という一点勝負の場所に、コアなファンが生まれます。
コアなファンは、すでにラーメンとも思っていません。
天一は、天一味という、世界初の『天下一品料理』なのです。
五反田はラーメン激戦区になりました。
醤油、味噌、塩と、すべての味を売ろうとするお店は生き残れません。
なくなったお店もたくさんあります。
愚直な一点張りのお店に、平均点を目指すお店は勝てないのです。
天一には、流行りがありません。
大行列もありません。
だからこそ強いのです。
P.S.
自分が『好きだな』と感じるお店があったら、『なんで好きなんだろう』と考えてみます。
好きなお店で感じたことを、自分の仕事に置き換えて活かすには、どうしたらいいだろう。
そこまで考えると、まだまだ工夫できることを、発見できます。
AQUA PURE カイロプラクティック http://www.pure-chiro.com
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