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2015年2月 7日 (土)

お金以外の報酬に、気づこう。

 一般的に普通と思われる考え方と、真逆を考えてみることです。
 『普通』の基準は、みんな違います。
 だからこそ、真逆も考えてみるのです。
 自分の本当に知りたいことは、普通とは真逆にあります。
 


 映画【マエストロ!】に『ギャラは大丈夫なのか』と、お金の心配をし続ける楽団員がいます。
 『俺たちはプロなんだから、お金をもらわなければやりません』という、至って“普通”の考え方です。
 『仕事は生活のためだけ』と言う人もいます。
 良い悪いではありません。
 仕事をどうとらえるかは、その人の自由です。

 『お金がもらえるなら、やる』ということは、好きなことではありません。
 『労働』という言葉が思い浮かびます。
 『別にお金いらないんだけど、それやらせてもらえる』ということは、好きでやっています。
 好きでやっている人にとっては、労働基準という概念がありません。
 『残業マズイ?お金いらないからやらせてくれないかな。見てないことにしといてよ。なんとかならない?』という世界があります。

 『お金を払ってでもやりたいことってなに』と聞かれたことがあります。
 これは自分のミッションを知る上で、大きなヒントとなる考えだと思います。
 『お金を払ってでもやりたいこと』を考えてみると、自分ひとりだけたのしい思いをしても、なにもたのしくないことが感覚として味わえます。
 『お金を払ってでもやりたいこと』は『誰が喜んでくれるか』ということも、同時に問われているのです。
 自分がお金を払って仕事をさせてもらった上に、さらに誰かがメチャクチャ喜んでくれる。
 ミッションで生きる人の世界です。

 『生活(お金)のために仕事をする』というのは、普通です。
 昔読んだ斎藤ひとりさんの本には、『普通はつらいよ』と書かれていました。
 『普通の考え方って、本当は一番つらいんだよね』ということです。
 映画【マエストロ!】では、天才指揮者の導きで、『お金のために』から『誰かのために』へと楽団員の意識が次々に変化していきます。
 みんなの目つきが変わります。
 同時に、音も変わっていくのです。
 お金のための労働からミッションへと、意識が変わったのです。
 仕事の報酬は、お金だけではありません。
 自分たちの奏でる音が人に届く、感動という報酬に、楽団員は気づくのです。

 P.S.
 素人の演奏に、プロの楽団員が涙を流すシーンがあります。
 素人の奏でる音には、今は亡き家族への想いがあったのです。
 誰かのために届けるモノは、かけがえのないモノになるのです。

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