アンネ・フランクは、厳しい状況でも、いつも自由に生きていた。
院に置いてある本をパッと開くと、アンネ・フランクの言葉が書かれていました。
「青空を見上げていられる私は、不幸ではない」というような内容です。
その日の夜に観た映画【きっと、星のせいじゃない】に、アンネ・フランクが第二次世界大戦中に身を隠していた実際の屋根裏部屋でのシーンがありました。
同じ日に、アンネが二度も出てきたということは、【アンネの日記】を読めということなのだと感じ、いま読んでいるところです。
アンネはナチスの迫害に追われ、身を潜めている間、日記を書き続けました。
アンネは自分の想いを、ストレートに表現しています。
1日中外に出れず、屋根裏で身を潜めている人が書いたとは思えません。
ノートが友達なのです。
人に言えないことも、ノートには書けます。
アンネは、ノートを広げた時に自由を感じていたようです。
素直に感情を表に出してみることは、心の栄養になるのです。
当院に通われている方にも、戦争を経験している方がいます。
つい先日、防空壕で過ごしていた時のことを、お話してくださいました。
私にとっては、映画や資料映像での世界です。
「先生、今ってみんな不景気とか、生活が苦しいって言いますけど、正直私にはよくわからないんです。豊かですよね。戦闘機が飛んでいるのを見ていましたから、あの頃のことを思うと、そう思うんです」と話して下さいました。
映画【きっと、星のせいじゃない】の中で「人は苦しみながらも、生きることができる。それは、あなたが教えてくれた」というセリフがありました。
同じ苦しい環境でも、映画の主人公や、アンネのように生きる人もいますし、鬱々と下をみて過ごす人もいることでしょう。
それは自分で100%選ぶことができるのです。
知人の旦那さんが、鬱になってしまったようです。
仕事にも行けなくなり、困っているそうです。
きびしいようですが、それは本人が、自分で鬱になることを選んでいるのです。
そういうものだと思います。
「たしかにそうです。でも旦那に『あなた、自分がなりたくてなってんだから』とかもし言っちゃったら、落ち込むだろうなぁ」と言ってました。
奥さんが、思い詰めないでほしいと思う。
身内である以上無視はできません。
それでも、やはり本人の問題なのです。
本人が自分で、「あ、俺生き方変えよう」と思わない限り、鬱の状態から変わらないだろうし、変わりたくもないのです。
無理にクスリでなんとかしちゃう方が、よっぽど苦しいです。
鬱でいることが楽だから、鬱なのです。
厳しく聞こえるでしょうか。
不景気だろうが、なんだろうが、今は豊かだなと思います。
結構、贅沢な時代なのだと思います。
同じ治療院を経営している仲間が、「なかなかうまくいきません」と、五反田を訪ねてきました。
「なかなかうまくいかない」ことを悩めることって、豊かだと思うのです。
「うまくいかないんだ、じゃあ、この本読んでみれば?」
「はい、読みます」と、本を買って読んでいます。
昔は本など金持ちしか読めない時代があったのです。
今は、豊かだと思います。
「痩せれないんです」と言いながら、好きなように好きなモノを食べまくりながら悩める時代です。
豊かすぎると思います。
ありがたいことなのです。
【あらゆることは、AかBかの二者択一問題です。自分が好きな方の生き方を、選ぶことができるのです。】
P.S.
今夜ももう少し、ノートを広げておきます。
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