芸術作品は、ファイティングスピリットの塊だ。
今日は朝イチから千葉県外房線の土気駅へ。
ホキ美術館へ行ってきました。
ホキ美術館には写実絵画ばかりが展示されています。
最初の写真は、私の買ってきたポストカードです。
一見、風景のようですが、これは「絵」なのです。
写実のすごいところは、写真のようでいて、写真ではない。
写真よりも立体感があります。
描かれた人物画も、そこに存在するかのようで、会話したら返ってくるんじゃないかと思うほどです。
ある建物内の廊下を描いた絵が展示されていました。
近づいていくと、その廊下に吸い込まれて、そのまま歩けそうな感覚にさえなるのです。
写実絵画を観て周りながら、結局、今まで何にいちばん時間とお金を費やしてきたかだと感じました。
写実画家の方たちは1年で描ける枚数はたった数枚だそうです。
1枚描くのに、何度も色を重ねるからです。
たった1枚を描ききるために、毎日ひたすらその絵と向き合い続けるのです。
そんな絵を目の前にすると、自然と姿勢が起きてきます。
だらしない格好では、その絵と対峙できないのです。
自分の仕事っぷりと置き換えて考えてみると、そこまで追究してきたのだろうか、と考えさせられます。
どの業界でも、あらゆる職人さんの世界でも、トップクラスで闘う人と普通の人との差は、ひとつのことを追究し続ける勢いの差だと感じます。
日々の生きる姿勢だと思うのです。
それは大それたことではなく、調子が良かろうが悪かろうが、毎日やるかやらないかだけの差でもあると思います。
今日をしっかりとやり切ったのだろうか。
毎日ダラダラと過ぎてしまっていないだろうか。
東京から離れ、緑に囲まれた環境で、ひとりの時間を過ごせました。
ひとりになり、自分を見つめる時間が必要でした。
本もいりませんでした。
そんな時はノートとペンだけあれば、充分です。
ゴチャゴチャした頭がスッキリしました。
定期的に、場を変えるのはやっぱり良いですね。
いつもと違う発想が出るものです。
自分自身を見つめる意味でも、ホキ美術館をおススメします。
髪の毛一本一本が、絵とは思えぬほどに、美しく描かれています。
感動します。
創造の魂が、ギュッと詰まった美術館です。
P.S.
完成作品はないのだと思います。
自分で完成と言ってしまったら、終わりな気がしました。
完成作品すらも、まだプロセスなのです。
【新しい院の場所】
☎03-5888-5172
品川区西五反田1-33-10
西五反田サインタワー5F
【姿勢リフォーム整体】
射水徹
| 固定リンク
「体験から、学ぼう。」カテゴリの記事
- 感動体験から、オリジナリティは育っていく。(2015.07.22)
- 芸術作品は、ファイティングスピリットの塊だ。(2015.07.12)
- 出逢いに行くよりも、いつ出逢ってもいい準備を、していこう。(2015.04.07)
- 自分がしてもらって嬉しかったことを、他の誰かにしてあげることが、感謝です。(2015.03.11)
- 自分が触れて、感じたことを、信じよう。(2015.03.02)
コメント