カテゴリー「体験から、学ぼう。」の10件の投稿

2015年7月22日 (水)

感動体験から、オリジナリティは育っていく。

 考えてみると、自分の意見のように言っている言葉も、誰かの受け売りです。
 すべて受け売り。
 私の場合、治療院経営は花谷博幸先生の言葉から学んできたことが、すべてです。
 本は、中谷彰宏先生の本を2009年以降はタイトル関係なしで無条件ですべて買って読んでいます。
 成瀬雅春先生のヨーガから身体感覚を磨く手段を学び、生き方や考え方、人生の愉しみ方を教えて頂いております。
 治療に関して言えば、ベースはカイロプラクティックにあります。
 勤めていた頃の直属の上司でもあった小倉DCや、セミナーでは仲井DCや栗原DCからカイロプラクティックを学びました。
 花谷先生の治療術系のセミナーや、松井先生のMB整体セミナーで、現状、変化、未来を学び、今までやってきた治療術に活かせるようになっていきました。
 テーピングは尾崎先生から教えて頂いたことしか使っていません。
 すべて、その分野のトップから教えて頂いたことをやってきているわけです。
 それが私のトレースです。
 よくしのぶさんからの質問に答える時に、これは中谷先生の本に書いてあったんだけど、とか、そんなことばかりです。

 昨年から自分でもセミナーをする環境に身を置くようになり、自分の身体感覚をノートに言語化するようになりました。
 役だっていることは、ヨーガはもちろんですが、毎日の水風呂や毎朝のRUN、おもしろいもので、美術館や映画、歌舞伎からもヒントを得ることが多いのです。
 美術館で美しい絵に出会い、気持ち悪い絵に出会い、心地よい絵に出会い、よくわからない絵や、まったくもってよくわからない現代アートに出会います。
 必ず感情が動く体験が、そこにはあります。
 同じ絵を観ても、ある人にはスペシャルでも、ある人には何とも感じない絵だったりするのです。
 その違いが生まれるのは、その人が今までの人生でどんな風にモノを見て、どんな風にコトを感じてきたのかが、そこに反映されるからです。
 よくわからないコトを「ツマラナイ」という人もいれば、よくわからないコトを「おもしろい」という人もいます。
 その人が日頃どのようにモノゴトと向き合っているかが、言葉として出ているのです。
 
 「ツマラナイ」と言う人は、ツマラナイものをキャッチしがちな生活をしています。
 私自身がそうでした。
 はじめて美術館に行った時、「こんな絵を観てなにがおもしろいんだ」としか思いませんでした。
 「ツマラナイ」と思ったのです。
 それは、日頃からツマラナイものをキャッチし、それに対してグチグチ言っていたからなのです。
 自分に湧き上がる感情は、体にも反映されてきます。
 ツマラナイことを無意識に探し、それに対してグチグチ言っている人は、そんな気分になる身体症状が必ず出てくるものです。
 それに気づけずにいるのは、身体感覚が鈍っているからです。
 湧き上がる感情をキャッチし、「どうして今、自分がこんな気持ちになったのか」を感じ取ることは、自分の身体感覚を高める上で大切なことのように思います。
 そういう意味でも美術館に足を運び、芸術に触れることは本来備わっている身体感覚を呼び覚ます上でとてもイイ気がしています。
 そして自分で体験し、感じたことだけが、自分から生まれたオリジナリティーなように思います。
 それ以外はすべて、受け売りなのです。

 そう思うと、日頃から感情を揺さぶられる感動体験をして生きて行こうと思います。
 よく一生懸命ストレッチをして「体がカタイカタイ」と言う人がいますが、身体感覚を失っているのです。
 そんなことを一生懸命するよりも、近所をかるく10分でもジョギングしてみればいいのです。
 その方がよっぽどかんたんに柔軟性も生まれてきますし、気持ちも開けます。
 もっと自分の体を観察してみれば良いのです。
 自分で体験し、感じたことだけが、自分の言葉として強く伝えることができるのです。

 P.S.
 好きでやっている運動も、美術館や映画館も、身体感覚をチューニングできる機会なのですね。
 不思議と「ツマラナイ」と感じていた美術館も、今や私にとっては日常の買い物感覚です。


【新しい院の場所】
Img064
☎03-5888-5172
品川区西五反田1-33-10
西五反田サインタワー5F
【姿勢リフォーム整体】
射水徹

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月12日 (日)

芸術作品は、ファイティングスピリットの塊だ。

 今日は朝イチから千葉県外房線の土気駅へ。
Photo
 
 ホキ美術館へ行ってきました。
 ホキ美術館には写実絵画ばかりが展示されています。


 最初の写真は、私の買ってきたポストカードです。
 一見、風景のようですが、これは「絵」なのです。

 写実のすごいところは、写真のようでいて、写真ではない。
 写真よりも立体感があります。
 描かれた人物画も、そこに存在するかのようで、会話したら返ってくるんじゃないかと思うほどです。
 ある建物内の廊下を描いた絵が展示されていました。
 近づいていくと、その廊下に吸い込まれて、そのまま歩けそうな感覚にさえなるのです。
 
 写実絵画を観て周りながら、結局、今まで何にいちばん時間とお金を費やしてきたかだと感じました。
 写実画家の方たちは1年で描ける枚数はたった数枚だそうです。
 1枚描くのに、何度も色を重ねるからです。
 たった1枚を描ききるために、毎日ひたすらその絵と向き合い続けるのです。
 そんな絵を目の前にすると、自然と姿勢が起きてきます。
 だらしない格好では、その絵と対峙できないのです。
 自分の仕事っぷりと置き換えて考えてみると、そこまで追究してきたのだろうか、と考えさせられます。
 どの業界でも、あらゆる職人さんの世界でも、トップクラスで闘う人と普通の人との差は、ひとつのことを追究し続ける勢いの差だと感じます。
 日々の生きる姿勢だと思うのです。
 それは大それたことではなく、調子が良かろうが悪かろうが、毎日やるかやらないかだけの差でもあると思います。
 
 今日をしっかりとやり切ったのだろうか。
 毎日ダラダラと過ぎてしまっていないだろうか。

 東京から離れ、緑に囲まれた環境で、ひとりの時間を過ごせました。
 ひとりになり、自分を見つめる時間が必要でした。
 本もいりませんでした。
 そんな時はノートとペンだけあれば、充分です。
 ゴチャゴチャした頭がスッキリしました。
 定期的に、場を変えるのはやっぱり良いですね。
 いつもと違う発想が出るものです。

 自分自身を見つめる意味でも、ホキ美術館をおススメします。
 髪の毛一本一本が、絵とは思えぬほどに、美しく描かれています。
 感動します。
 創造の魂が、ギュッと詰まった美術館です。

 P.S.
 完成作品はないのだと思います。
 自分で完成と言ってしまったら、終わりな気がしました。
 完成作品すらも、まだプロセスなのです。


【新しい院の場所】
Img064
☎03-5888-5172
品川区西五反田1-33-10
西五反田サインタワー5F
【姿勢リフォーム整体】
射水徹

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月 7日 (火)

出逢いに行くよりも、いつ出逢ってもいい準備を、していこう。

 「いい出逢いがないんだよね」と言う人ほど、合コンに行きたがります。
 行ったら行ったで、「いい出逢いがないんだよね」とまだ言っています。
 出逢いを求めない人に、出逢いは訪れます。
 自分のためになる行動を、好きでしている人同士が、勝手に出逢うのです。
 それが本当の意味で『出逢う』ということです。

 今年に入って30本の映画を、映画館で観ています。
 ここ最近観た映画で良かったのは、【繕い裁つ人】と【シェフ】です。
 ふたつに共通しているのは、特別観たいと思っていなかったことです。
 期待していなかったところに、「観てよかった」と思える作品が隠れています。
 行きつけの映画館で上映しているものは、上から下まで片っ端から観ています。
 意外なところで、自分の中の名作と、出逢うのです。

 あらゆる出逢いは意外なところから生まれます。
 私の友達があるセミナーに出席し、その女性講師に恋をしました。
 今、二人はお付き合いをしています。
 当然のことながら、彼は恋を探しに行ったわけではありません。
 興味のある分野を勉強したくて参加したのです。
 そこに奇跡的な出逢いがあるのです。

 勉強する人は、勉強している人と出逢います。
 飲み会に行かずに、ひとりカフェで勉強している人に、出逢いが起こります。
 いちいち探しに出かけなくても、自然と出逢うようになっているのです。
 「出逢いがない」と嘆くより、出逢った時に『ちゃんと出逢える』準備をしておくことです。
 私の友達が、彼女と出逢い、お互いに魅かれあったのは、お互いが好きなことを勉強していたからです。

 【飲み会よりも、勉強にお金をかける人が、出逢う。】
 
 P.S.
 映画【シェフ】のソフィア・ベルガラという女優さんが、美しすぎです。
 これで彼女の出ている他の作品にも、出逢えますね。

 AQUA PURE カイロプラクティック http://www.pure-chiro.com

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年3月11日 (水)

自分がしてもらって嬉しかったことを、他の誰かにしてあげることが、感謝です。

 いつも行くスタバの店員さんが、3月で一気に入れ替えです。
 いままでお世話になった見慣れた顔がいなくなるのは、とても寂しいです。
 私はあまり自分から話しかけて行く方ではありませんが、いつも声をかけてくれる店員さんばかりが卒業して行きます。
 春ですね。
 せめてもの、最後の出勤日を教えてくれた方にはなにかしたいなと思い、感謝の気持ちをお渡ししています。
 正直、ちょっと照れくさいのだが。
 全員同じものではツマラナイので、どうしようと考えます。
 ひとりひとりを考えながら、セレクトしました。
 こういう時、自分の体験量が多いと選ぶものも困らないです。
 本当は滝行やバンジージャンプ、スカイダイビングをプレゼントしたいけど、それは男性陣の誰かの時にとっておこうと思っています。

 私は今まで多くの方から、たくさんのコト、モノを頂いてきました。
 これからは私自身がしてもらったことを、他の誰かにしていきたいと思うようになりました。
 「感謝しています」と口では言うものの、本当にそれができているのか、自分でわからない時があります。
 口で言うよりも、これからは行動や態度で示していきたい。
 プレゼントもその手段のひとつだと思う。
 お世話になった方々の顔を思い浮かべ、あの人にはなにがいいかなと考えます。
 自分の体験してきたことの中から、嬉しかったことを考えます。
 もしかしたら、すでに持っていたり、体験したことがあるかもしれません。
 できるだけかぶらないものを渡したい。
 そのためには、自分の体験量を圧倒的に増やしておく以外に、方法はありません。
 自分の体験量を増やせば、その分、他の人によかったことをプレゼントすることができるのです。
 そうすることで、自分の体験は、自分だけの体験ではなくなります。
 「あの人にも、これを体験してほしいな」と思いながら体験することで、自分以外の人に、与えることに繋がるのです。
 自分がしてもらって嬉しかったこと、感動したことを、他の人にリレーするのです。
 感謝のバトンをつないでいくことです。

 自分だけでなく、周囲の方々も喜んでくれることにお金を使っていきたいです。

 【感謝のバトンを、大切な人につないでいこう。】

 P.S.
 渡した後、やっぱり照れくさくて気の利いた言葉が出てきませんでした。
 中学生の頃と変わらぬ、35歳の自分がいます。
 自分を殴りたくなりました。

AQUA PURE カイロプラクティック http://www.pure-chiro.com

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年3月 2日 (月)

自分が触れて、感じたことを、信じよう。

 聞いた話で、人を判断しないようにしています。
 実際に会い、自分自身がその人と触れることでしかわからないことだからです。
 メチャクチャイヤな奴だと聞いていても、実際に会ってみたらメチャクチャイイ奴ということはよくあります。
 人の悪い噂は、聞き流せばいいのです。
 自分の悪い噂が書かれていないか、ネットでチェックする人がいます。
 時間の無駄です。
 読んで落ち込む時間がもったいないです。
 元気が奪われるのであれば、放っておくことです。

 よくネットのニュース欄に、芸能人ブログが炎上したという見出しがあります。
 ファンがヤイヤイやるのです。
 応援もあれば、罵倒もあります。
 まずはそういうものに、自分が参加しないことです。
 私も何度かイヤなコメントをもらったことがあります。
 そういう人の特徴は、必ず匿名です。
 匿名の言葉には、パワーがありません。
 実名で、堂々と言う自信がないのです。
 そんな人の言葉を真に受けるのは、時間の無駄です。
 好きなように言わせておけばいいのです。

 映画【悼む人】で、イジメにより子供の命を亡くしたご両親が、『本当はあの子は殺されたんです。あなたもそれを恨んで下さい』と言います。
 『悼む人』は、きっぱりとそれを断ります。
 犯人を恨み続けるのではなく、お子さんを愛し、お子さんがご両親を愛し、生きた時間があったことを忘れないようにします、と伝えるのです。
 『アイツ、ムカつく』『ゆるせない』と言っている間は、ずっとそのイヤな人のことを考えています。
 時間を捨てています。
 それで気分がイライラするくらいなら、愛する人のことを考えればいいのです。
 許すことは、時間を大切にすることなのです。
 時間は、人生そのものです。


 ネットの書き込みも同じです。
 誹謗中傷を書いている間に、時間は過ぎ、あっと言う間に人生が終わります。
 誹謗中傷を書いている間に、大切な人との時間を過ごせばいいのです。
 

 【大切な人との時間を、大切にしよう。】

 P.S.
 君が誰に悪く言われても、俺は味方でいるから大丈夫。

 AQUA PURE カイロプラクティック http://www.pure-chiro.com

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年2月20日 (金)

人に理解されない、好きなことをしよう。

 『何を目指してるんですか?』と質問する人は、何かしたら何かを得ないと納得できない人です。
 言いかえると『それやってなんになるの?なにか人生の足しになるんですか?』と言っています。
 費用対効果ばかり、気にしているのです。
 テニスを好きでしている人に『それやってなんになるんですか?』と言っているのと同じことです。
 もしも私が、『しょっちゅう歌舞伎行ったり、映画観たり、どこを目指しているんですか?』と聞かれたら、『どこも目指してないですよ』と答えます。
 興味があって行きたいだけです。
 好きなことをして生きていない人がする質問NO.1が、『何を目指してるんですか?』です。
 世間体を盾に、あの人のしていることが理解できないと言っているのです。
 逆に言うと、質問された人はその道で間違っていません。
 そのまま何も目指さずに、突き進んで大丈夫です。
 人からまったく理解されない、自分のしている好きなことの中に未来があります。
 効果を求めてやっていることは、好きなことではありません。
 それは、今すぐ止めていいことです。


 人に認められたくてしていることを、早く捨てればいいのです。
 その瞬間に、自分の人生が始まります。
 私も、人の目ばかりを気にして生きてきました。
 そんな時期も必要なことだったのだと思うのです。
 今でも気になることはあります。
 そんな時、『人から良く見られたいと思っていないか』、自分に問います。
 そう思ってやっていることは、もうやらなくていいことだからです。

 
例えば、このブログもそうです。
 『こんな風に書いたら悪く思われるかな』と考えることが、以前はありました。
 今は以前のように気になりません。
 人がどう感じるかは、私のコントロールできるものではないからです。
 『いまの自分はこう』と言い切ってしまうことの方が大切です。
 どう思われてもいいのです。
 好きなことをして生きている人は、人に認められたくてやっているのではありません。
 自分が好きだからやっています。

 うまくいかなくても、なんの効果もなくても、やってしまうのです。

 私も言ったことがあります。
 『アイツ、なに目指してるんだろうな』と。
 今は、アイツがスゴイな、と思います。
 アイツのように、生きたいと思うのです。
 好きなことをやって生きている人は、カッコイイです。
 そんな人が身近にいる人は、ラッキーです。

 【『なに目指しているの』と言われることを、しよう。】

 P.S.
 これやるの苦しいんだけど、やっちゃうと快感でやめられないんだよね。
 苦しみながら楽しそうな人が、カッコイイ。

 AQUA PURE カイロプラクティック http://www.pure-chiro.com

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年2月18日 (水)

毎日していることに、小さな工夫を付けた足そう。

 大きな変化をしようとすると、挫折します。
 それよりも、小さい変化を繰り返すことです。
 冒険と言うとなにか大きなことをしないといけない気がします。
 冒険は、小さな変化の繰り返しです。

 映画【天才スピヴェット】は10歳の少年がひとり旅に出ます。
 旅に出ると思わぬ事故や失敗に道を阻まれます。
 協力してくれる人との出会いもあります。
 プラスとマイナスの繰り返しで、前に進んで行きます。
 旅の途中の、苦しい痛みをともなう困難も、ラスト一発のハッピーですべて吹き飛びます。
 スピヴェット少年は苦しんだ分、喜びもひときわ大きいのです。
 その瞬間、今までの苦しみがゼロになります。
 生きるということは、こういうことだと感じます。
 走ると、上り坂も下り坂もあります。
 一気に上ってから、緩やかに下り続けることもあります。
 一気に上って、一気に下ることもあります。
 最終的にスタート地点に帰る時には、高低差プラマイゼロです。
 私たちは苦しみ抜いた分、よろこびも得ているものです。
 つらいことを経験している分、ハッピーな経験もしています。
 すべて、プラマイゼロです。

 スピヴェット少年のように、プラスマイナスの振れ幅の大きい人生が冒険です。
 振れ幅を大きくするには、小さな変化を繰り返せばいいのです。
 なにも遠出をすることだけが冒険ではありません。
 毎日の生活の中に、冒険はいくつでも生み出せます。
 毎日当たり前にしている仕事も、工夫次第で冒険になります。
 私の場合、あえて施術の流れを変えたりします。
 そこに小さな発見が見つかります。

 先日、オーダーメイドシャツを買いに行きました。
 オーダーメイドは、何項目も質問があります。
 知らないことばかりで、店員さんが丁寧に教えて下さいました。
 すべてを決めるのに、1時間ほどかかりました。
 ワイシャツには、つくる人のたくさんのこだわりがあることを知りました。
 これも私にとって小さな冒険です。
 小さな冒険に、新しい発見や学びがあるのです。

 マンネリは、自分の行動パターンを変えればなくなります。
 『毎日同じことの繰り返しでツマラナイ』『なにかイイコトないかな』と言う人ほど、ちょっとした心がけで冒険の連続になります。
 スピヴェット少年は、ひとりで小さな一歩を踏み出し、大きな喜びを掴みとりました。
 いつも入るお店の、隣のお店に入ってみるようなものです。
 いつものお店で頼む料理を、変えてみるようなものです。
 最初の一歩は、それくらい簡単なものです。
 明日はどんな一歩を踏み出そうか。

 【いつもしていることを少しズラすと、冒険が始まる。】

 P.S.
 今日はネクタイをいつもと違う色にしてみました。
 スタバの店員さんが、『アレ、いつもと違いますね』と気づいてくれました。
 小さな冒険から生まれるコミュニケーションが、たのしいですね。

 AQUA PURE カイロプラクティック http://www.pure-chiro.com

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年2月17日 (火)

イライラした時が、一番勉強になる。

 イライラしたら、どうしてイラついたのか探ってみることです。
 感情が表に出た時は、自分を見つめるチャンスです。
 例えば、『あの人が手伝ってくれない』『気が利かない』とイライラしている人がいます。
 『私は手伝っているのに』と言います。
 見返りを求めるくらいならやらない方がいいです。
 見返りなど、ありません。
 見返りを求めるのは、したくないことをしているからです。
 
 『手伝っている』のではなく、『手伝ってあげている』という感覚なのです。
 『してあげている』という気持ちでされても、される側は嬉しくありません。
 余計なお世話です。
 見返りがないと愚痴ることは、しなくていいのです。
 イライラしたら、一度立ち止まって、どうしてイライラしているのかを考えてみればいいのです。

 映画【フォックスキャッチャー】に出てくる大富豪ジョン・デュポンは、私欲のために周囲を利用します。
 たとえ大金持ちでも、デュポンのような愛されない生き方をしたいとは、誰も思いません。
 デュポンの周囲には笑顔がないのです。
 誰もが顔色を窺っています。
 デュポンは『名声欲』『人に認められたい』『いいカッコをしたい』『人を支配したい』という思いが強烈です。
 他人軸で生きています。
 デュポンを観ていてイライラしてきました。
 デュポンの気持ちがわからないでもないのです。
 イライラするということは、自分にも当てはまる部分があるのです。
 デュポンにイライラしたということは、裏を返せば、自分にも『人に認められたい』『いいカッコをしたい』という気持ちがあるのです。
 怒りという感情が出た時は『どうしてイライラしたのかな』と考えるチャンスです。
 イライラするということは、イライラさせる相手を理解できるチャンスでもあるのです。
 自分にもそういう一面があるのではないだろうか。
 怒りは、自分を知るいい機会なのです。

 【『イライラしたのは自分の責任』と考えてみよう。】

 P.S.
 デュポンに巻き込まれる側も、彼を利用しようという気持ちがあります。
 面倒を見てもらおうと、欲をかくのです。
 
 ギブ&テイクは、受け身の人生です。
 受け身の人生は、不自由です。
 テイクを捨てることで、自由になれます。

 AQUA PURE カイロプラクティック http://www.pure-chiro.com

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年2月12日 (木)

たくさんの安い体験より、1回の最高体験をしよう。

 ランクが梅・竹・松とあった時は、梅か松を選びます。
 竹を選ぶ人が多くなります。
 『真ん中が無難だよね』で落ち着くのが人間の心理です。
 商品やお店の特徴は梅と松にあります。
 竹が一番中途半端な体験です。

 例えばレストランで、AコースからCコース、その上にスペシャルディナーがあります。
 BかCがお手頃な設定です。
 『Aだともの足りないけど、スペシャルはやりすぎだから、BかCにしておこうか』と選びがちです。
 これが一番もったいない選び方です。
 コースの内容どうこうではありません。
 Aはそのお店のベースを知ることができます。
 『Aでこんなに凄いのか』と感じれば、上のコースも体験してみたくなります。
 『Aはこんなものか』と思わせるお店に、良いお店はありません。
 BやCへの発展性がないのです。
 一番勉強になるのは、最初からスペシャルディナーを選ぶことです。
 そのお店の本気を最初から体験することが、結局は一番安く、最高の体験ができるのです。

 先日の歌舞伎は運よく前から3列目の席が取れました。
 近くの臨場感は2階席で観るのとは別物でした。
 役者さんが出てくると『おっ』と感動するくらい表情が見えます。
 表情が見えるのが大事だなと感じました。
 動きと表情がリンクしているからです。
 女性を演じる役者さんは、女性らしい表情やしぐさをします。
 附け打ちの音と動作の一体感に、表情の変化も加わるのです。
 それが2階席ではわかりませんでした。
 100回後ろで観るよりも、1回前列で観ることの方がよっぽど気づくことが多いのです。

 AかBかで迷ったら、値段の高い方を選ぶことにしています。
 料理のコースは5000円くらいの差のことがほとんどです。
 アルバイトで考えるのならば、たった5時間分はたらけば、その体験が手に入るのです。
 最高の体験をした後は、『ヨシッまたやるぞ』と前向きな気持ちにもなります。
 『こんな世界があるんだね』と感動体験をしたいから仕事をしています。
 仕事をして得たお金で、今できる最高の体験に置き換えていきたいのです。
 体験したことだけが、自分の血肉となります。
 体験したことだけしか、語れません。
 貯金は盗まれたらなくなりますが、体験して得たものは一生失うことがないのです。

 P.S.
 3月の歌舞伎はヒロコさんとアヤさんの大好きな仁左衛門さんが出ます。
 前から2列目が取れました。
 あまりに一瞬で席が埋まるのに、ビックリしました。
 体験して、お二人とお話しできるのが、今からたのしみです。

 P.S.2
 一度前を体験すると、なるべく後ろには下がれなくなりますね。

 AQUA PURE カイロプラクティック http://www.pure-chiro.com

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年2月10日 (火)

勉強してから体験することで、次の課題が見つかる。

 事前の勉強量で、吸収力が変わります。
 ひとつのことを体験しても、吸収力には個人差があります。
 個人差は、事前の準備量の差です。
 事前に勉強してから体験すると、次の課題まで見つかります。


 一月に続き、二月大歌舞伎に行きました。
 一月の反省は、あらすじを把握せずに行ったことです。
 あらすじを知らずに行くと、セリフにばかり集中してしまいます。
 内容を理解しようとし過ぎるのです。
 聞いているのに理解できないから、余計にストレスを感じます。
 アヤさんに『事前にあらすじを読んでからいくといいよ』と教えてもらいました。
 現地でも筋書を買い、始まる前と休憩時間に読んでいました。
 ストーリーが頭にあるだけで、観かたにも余裕が生まれます。
 セリフがわからない所でも、役者の表情や動き、佇まいで雰囲気を感じ取れるのです。

 わかりやすい演目と、わかりにくい演目があります。
 あらすじを知っていても、わかりにくい演目の時はついセリフや長唄を追いかけていました。
 もっと自然に、踊りや全体の雰囲気を感じるだけでよかったなと思います。
 これが次に観賞する際の課題です。
 理解しようと思った時点で、頭で考えています。
 視野が狭まります。
 頭で理解するよりも、感じ取る感覚が、大切なのです。
 課題を見つけて帰ってくることが、次回のたのしみになります。
 
【事前に勉強する→余裕が生まれる→あらすじにとらわれず、全体を観てたのしめる→その中でわからないことが見つかる→次の課題になる】という流れが出来ます。
 あらゆる勉強に言えることです。
 このサイクルに入っていくと、どんどん進化していけますね。

 P.S.
 菊五郎さんの演じる人情厚い六助の人柄に、菊五郎さんの体型や表情が何ともピッタリで、好きになりました。

 AQUA PURE カイロプラクティック http://www.pure-chiro.com

| | コメント (0) | トラックバック (0)